Ｑ２０ 私は酒豪で、いくら酒を飲んでも酔いません。健康な証拠なのでしょうか？ 　　　　　Ａ 酒には一長一短があって、適度に飲めばそれほど問題はないのですが、飲み過ぎると有害になります。 若い人で酒に悪酔いして激しく吐いてしまう人がいます。 一見すると酒に弱いからそうなってしまうようにも思われますが、実際は全く違います。実は、初めて煙草を覚えた時にむせてしまう現象も同じ理屈なのです。 煙草の煙が人体に有害である証明です。 これらの場合は、身体が若いので、健康維持システムが正常に働き、異物を早く排除しようとしているからこのようになるのです。 ところが、歳をとってくると、なかなかこのような失態はやらなくなります。 「鍛えて酒に強くなったから」などと自慢する人もいるでしょうが、実は、「健康維持システムが狂っていて、体内の異常を自覚できないだけ」と言うようなことが多いのです。気がついた時には糖尿病や肝硬変が進行していたりします。