Q41

「波動」とはどんな性質のものですか?

     A

「自分」の本質は波動であると述べましたが、自分に限らず、宇宙のすべてのものは「波動」で構成されています。
いまさら「一般相対性理論」を持ち出すまでもなく、物質とエネルギーとは同じであり、エネルギーは波動そのものなのです。
私たちが物質と思っているものも、その実態は波動の一つの姿であると言うことです。
波動の運動量が少なく振幅が少なければ固体の姿を取るし、振幅が増えるにしたがって液体・気体・プラズマ体・放射線へと変化していきます。
私たちが日ごろ何気なく座っている椅子や、手に持っている陶製のカップ、その中に入っている紅茶などは紛れもない実体と思いこんでいますが、実際のところはそれらはすべて「波」にすぎません。
波の状態に応じて、波である自分自身がそれぞれを個体・液体・気体と思いこんでいるのです。
この状態を強いて視覚化させれば、この宇宙の実体は放送終了後のテレビに映し出されたブラウン管の画像みたいなもので、ただバブルのような波動が浮かんでは消えしているだけです。
「虚空を飛び交う電波を捕らえてテレビが画像や音声を表現するように、自分である波動が電波に同調することによって、情報の再処理を行っている」
これが、私たちの世界の正しい姿なのです。
ただし、「意志」には外部に飛び交う波動を直接処理する能力はありません。
「意志」は自身を取り巻く「肉体」と言う波動を作って、一端そこで外部の波動を変換させなければなりません。

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