Q14 

痩せるための手段として、ダイエットとシェイプアップとではどちらのほうが効果的ですか?

     A

「テニス・エアロビクス・バーベル運動・ジョギング・ウオーキングなどと、はやりすたれはありますが、基本的にシェイプアップ運動によって痩せようと思えば、半端ではない努力をする覚悟がなければ成功しません。 
何をするにしても多少の費用がかかりますし、運動をする時間も確保しなければなりません。
運動した後も、「はい、これで終わり」と言うわけにはいきません。
「着替えたり、汗をふいたり、疲労した身体を休ませたり」と言った具合に何かと手のかかるものです。
そして、その成果と言うと、運動後の一杯のビール・一皿のアイスクリームでせっかく苦労して運動で消費したカロリーをたちどころに供給してしまいます。
こんなことばかり述べていると、シェイプアップ運動することがナンセンスのように思えてきますが、決してそんなことはありません。
シェイプアップ運動と比較して「食べない」と言うことが、減量に関する限りはるかに簡単なのです。
まず費用はかからない。
それどころか、食事代が浮きます。
時間も浪費しない。
何もしないのだから、アフターケアーもいらない。
何と素晴らしい方法ではありませんか。
人間は恒温動物ですから身体を動かさなくても代謝を行っています。
寝ているだけでも、食料の供給をストップすれば、確実に減量します。
もし、丸一日間いっさいのカロリーを遮断すれば、それだけのことで大人一人で一キロ以上の体重が減少します。
水はいくら飲んでも関係ありません。
体重の一割を減量したい人は十日も絶食すれば確実に目的を達成します。
実際には7日以内で目標値に達することができるでしょう。
以上のようなことを言えば、「ふざけるな! そんなことをしたら餓死してしまうではないか。
もっと真面目なことを言え」
当然このような苦情が寄せられるでしょう。
実際のところ健康な大人であれば、水さえ飲んでいれば、一週間や十日程度の断食で餓死する心配はありません。
しかし、この方法が非現実的であることは言うまでもありません。
突然断食を始めたりしたら、よほど訓練された修行者でもない限り、餓死することはなくても、健康を損ねてしまうことでしょう。 
第一に、正規に断食をする場合、さまざまな準備をして実行されます。
よほどの緊急事態でなければ、突然あらゆる食料を絶つようなことはないはずです。
要するに、単に痩せることだけが目的ならば、「シェイプアップ運動法よりもダイエット法のほうが明らかに有利である」と言うことを述べたかったのです。

inserted by FC2 system