Q16

私は食べ過ぎるとすぐに肥ってしまいますが、友人は同じように食べても肥りません。
どうしてですか?

     A

人間の身体の構造は、機械などと違って単純ではありませんから、食べた量に応じて体重が変化するものではありません。
食べ過ぎ傾向にある人は、絶えず必要以上のカロリーを摂取しています。
過剰のカロリーを全部体内に吸収したら、身体はオーバーヒートを起こしてたちどころに壊れてしまいます。
一日で死んでしまうでしょう。
実際に食べ過ぎても死なないのは、不必要の栄養素を吸収しないで体外に排出するシステムが働いているからです。
飢餓にあえいでいる人から見れば、ずいぶんと無駄なことをしているのですが、「捨てる」ことも生きる上では重要なことなのです。
健康な人間はたまに食べ過ぎをしても、それが原因で肥ったりはしないものです。
「健康な人は少しくらい食べ過ぎても肥らない」
この言葉は重要ですから必ず覚えておいてください。
身体には自分の理想体重を覚えていて、食料の多い少ないに関係なく、それに近い状態を維持し続ける機能があるのです。
健康でありさえすれば、大喰いの人でも小食の人でも、自分の理想体重を維持できます。人間が体調維持に必要な最低カロリーは意外と少ないものなのです。

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