Q3

環境汚染が深刻でない地域ならば、喫煙しても発癌するリスクは少ないのでしょうか?


     A

喫煙の習慣はもともとアメリカインディアンにあったものですが、彼らが大量に癌で死んだと言う話は聞きません。
癌の発生率は文明の進んだ地域ほど深刻なことは明らかです。
環境汚染と癌との関係は明白なのです。
更に、環境汚染のはなはだしい地域で喫煙者と非喫煙者の癌化を比較すると、これも圧倒的に喫煙者に癌患者が多いことも証明されています。
以上のことから、「喫煙は発癌の直接原因にはならないけれども、環境条件によっては著しく発癌を助長する性質がある」と言う解釈が成立します。
どうしても喫煙をやめられない人は、自然環境に恵まれた地域に移住し、充分健康に留意して生活すれば、発癌のリスクをかなり避けることができそうです。
それができず、なおかつ癌になりたくない人はやはり禁煙すべきなのです。
癌を防ぐためにはそれだけでは充分ではありません。危険な食物の摂取を避け、環境汚染に対してもしかるべき対策を立てなければなりません。
禁煙は健康維持のためのすべてではありません。禁煙は健康維持のための第一歩に過ぎないのです。

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