No37

地球に生命をもたらした宇宙人はどのような 生物か?

ところで、40億年前に地球に生命をもたらした 宇宙人は、当然のことながら、文明を持つよう になるまで長い進化の道のりを歩んできたこと は言うまでもありません。

地球人同様45億年程度の時間を経てきたと 考えられます。

すると、彼らが原初の生命だった頃は85億年 前ということになり、ビッグバーン理論による 宇宙年齢だと65億年目、かなり宇宙の若い時 期に誕生したことになります。

その頃の宇宙環境は、現在よりも水素・ヘリウ ムの占有率が高く、生命を構成する重い元素 は少なかったのではないかと考えられていま す。

現在のビッグバーン理論で考えると、85億年 前に地球と同等条件の惑星が誕生した可能 性はあまり高いとは言えません



地球に影響を与えた宇宙人はその後どうなっ たのでしょうか?

滅亡していればどうしようもありませんが、存 続しているならばさらなる進化をとげているは ずです。

その場合、どのような方向に進化するものな のでしょうか?

地球人類の場合、幼児や程度の低い人間は 自己中心的な発想にこだわりますが、成長す るにつれて、大局的な観点で思考するように なります。

個を離れてより大きい視野で行動できるように なります。

恒星間の移動ができるほどの知性体ならば、 自分の所属している惑星の利害などは克服し て、宇宙的視野で思考しているものと思われ ます。

その場合彼らの姿形はどのように進化するで しょうか?

生命体としての彼らの初期の形は、地球と同 じく単細胞生物であったと考えてよいでしょう。

細胞を作るための材料には高分子化合物が もっとも適当ですが、現在観測されている宇宙 物質から推測すれば、やはりアミノ酸が優れ ているように思われます。

アミノ酸は高分子を作りやすく、材料として宇 宙中にあるからです。

つまり、かなりの必然性をもって地球上で見ら れるのと大差ない生物が誕生することが予想 されます。

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