No43

宇宙の生態系も基本は地球と同じ

この原理は当然宇宙でも当てはまります。

どんなに高等に発達した生命がいようと、最初 はアミノ酸の複合体として出発したわけですか ら、その進化のすべての過程を記録保存する 必要性が生じます。

知的生命体が全宇宙を観察していて、誕生か らちょうど5億年たって地殻や大気が安定した 惑星を見つけたとします。

彼らが全宇宙生命体としての使命感を持って いるならば、当然生命の萌芽を送り込む仕事 をするでしょう。

このように考えると意図的に生命を送り込む 理由がわかります。

さらに、このような使命感を持っているならば、 送り込まれた生命が理想的に進化分裂するよ うに干渉を行うことも考えられます。

野放しにしておくよりも手を加えたほうが効率 がよいからです。

地球上の生命体が宇宙生命の系統上のある 部分をになうように調整するのです。

地球のような小さな惑星では、どんなに生命が 分化しようと宇宙全体の進化系列からみると ささやかなものです。

現在の地球の分化状態は、一応の知的生命 体の誕生はみましたが、最初のアミノ酸複合 体の域は脱してはおらず、きわめて原始的な パートをになっていると考えられます。

一見生物と無縁な金星や木星のような惑星の ほうに、より知的な生命体が存在する可能性 さえあります。

高度に進化した生命体が直接波動の形を取 るならば、太陽のような恒星に居住することも できます。

恒星から直接エネルギーを得るのがもっとも 効率のいい方法だからです。

さらに進化した生命体は特定の空間に住むな どという概念を持たないかもしれません。

そのような生命体は時空を超越して、宇宙中 に遍在することになります。

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