第3章 精神と肉体の関係

No44

精神が大脳の一部ではない可能性

前章では確率論的に生命が発生したという前 提で話を進めましたが、最終的には、「高度な 宇宙生命の意志によって地球生命が作られ た」と結論づけました

そして、「思考」とは大脳を流れる電気の回路 であるとも述べましたが、この章ではそれ以外 に可能性がないかを考えてみます。

可能性の一つは、「大脳はただの神経のコン トロール器官であって、『精神』を作り出す能力 はない」というものです。

それでは、「精神」はどこで作られると考えれ ばよいでしょうか?

大脳以外の肉体で「精神」が作られそうな器 官はありません。

ということは、「精神」の在りかを外部に求めな ければならないということになります。
すなわち「魂」です。

「肉体に魂が入りこむことによって精神が生ま れる」という仮定です。

この仮定は昔から言われていることで、目新し い考えではありません。

現在でも地球上の多くの人間がこのように信 じています。

ほとんどの宗教もこのたてまえの上に成り立 っています。

「魂」は肉体が消滅した後「霊」となって異次元 時空間に移動していきます。

この仮説にどの程度の信頼性があるでしょう か?

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