No53
精神は霊そのものである
そこで、次に「意識」の大もとである「精神」が 素粒子よりも細かな波動で構成されている可
能性を検討してみることにします。
素粒子としての光子の形を考えた場合、それ よりも細かな波動をとる粒子があれば、現代
の科学水準では測定不能ですが、その粒子 は光速よりも速く移動することが考えられます
。
「相対性理論は光の単位までに有効な理論で 、それよりも細かな粒子には当てはまらない。
精神は素粒子とは別系統の波動の現れであ って、基本的には肉体と別の存在である」と仮
定することもできます。
この場合の精神とは「霊」であると解釈します 。
霊の存在は前章の宇宙生命の進化の想定か ら推理できます。
宇宙にはアミノ酸複合体の段階を離れた「進 化した生命」が多数あると考えられます。
きわめて進化した状態ならば、素粒子よりも細 かなエネルギー体として素粒子をともなわずに
存在していることも予想されます。
この状態が霊なのです。
霊が何かの事情で再び肉体を必要とした場合 、自身がコントロールしやすいように肉体を進
化させて、その中にのりうつります。
現在の人間がこのような姿とっていることは次 のような推論で説明できます。
「宇宙の進化した霊が地球に生命の種をまい た段階で、すでに地球上の生命の進化は霊の
コントロール下にあった。
的確にコントロールした結果、40億年後に、霊 がのりうつるのに足る生命体が誕生した。
さらにその生命体を調整して、準備が完了し た段階で一斉にのりうつった」
肉体を持つ知的生命体が再び必要になった 場合、また一からやり直すよりもこのやり方を
選んだほうが効率よさそうです。