No59

肉体をまとうことの利点

地球にはさまざまな発達状態の霊遺伝子が波 動として降りそそいでいます。

可能性としては、物質生命体としては極限に 近い状態に発達した波動も降りそそいでいる はずですが、地球の環境はそれを物質化する までには進化していません。

「一度霊にまで進化した宇宙生命が、なぜ再 び肉体に戻る必要があったか?」

その理由の一つとして、すでに述べたように、 「宇宙生命は進化のすべての状態を保つこと を望んでいる」 

ということが考えられますが、知的生命体の原 始的段階として人類を保存するならば、最初 の生命から自然発生的に進化した状態で保 存すべきなのです。

しかし、そんなのんびりしたことでは間に合わ ない事情があるのかもしれません。

すでに述べましたが、「肉体をまといたがって いる霊が宇宙には過密に存在するのではない か?」という推論がそれです。

その理由として、速やかに進化を望んでいる 霊が多くいることが考えられるからです。

「肉体をまとっているほうが効率よく進化でき る」

おそらくこのような法則があるのではないかと 推測できます。

肉体をまとうことの利点は、他の生命と隔絶で きることです。

本来全的であるはずの霊遺伝子の情報も、肉 体を作ったことによって限られた範囲しか働か なくなります

その結果自我意識が明確になり、狭い範囲で 思考することができるようになります。

再び霊に戻る時、肉体を通して獲得した独自 の遺伝子情報をみやげに持っていくことができ ます。

霊の状態のままでは全体として思考すること になり、全体と同列の進化しか望めません。
進化の効率を追求した結果、進化のある段階 では肉体をまとう方法が理にかなっていたと考 えられます。

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