No60

自分の内側が原因で病気が発生する理由

さて、ここで再び病気が起こる理由について考 えてみましょう。

自分の内側が原因の病気についてはすでにさ まざまな検討を試みました。

前章では述べなかった補足説明も加えて整理 してみますと次のようになります。

「人間の本質は霊であって、霊は宇宙に遍在 する超霊の一部である。

超霊は最初の生命の発生から現在にいたる までの連綿と続く生命の系譜の情報をすべて 保存していて、そのすべての状態を宇宙中に 存在させている。

人間は知性生物としては原始的な段階ながら 、超霊の意志によって作られた肉体を持って いる。

脳は精神としての機能はなく、肉体と精神とを 連絡させる目的で作られた器官である。

精神の大部分は無意識によって構成されてい て、無意識は宇宙の法則によって価値判断を 行う。

意識は自分を認識するために発生したシステ ムであり、限定された部分の進化を効率的に うながすために、肉体内では自分がより明確 になる。

意識の独自性を明確にするために、意識が肉 体に宿った段階で原則として誕生以前の情報 はすべて遮断される。

そのために、意識は独力で情報収拾に当たら なければならない。

意識にはある程度の選択の自由が与えられ ているが、本来の目的から逸脱した選択をす ると、生物全体の調和が乱されるので無意識 は肉体を消滅させる方向で働く。

これが病気の内側の原因となる。

意識には個人差があり、地球上ではさまざま なレベルの意識が1定数保たれるように調整 されている。

これはすべての生命の状態を保存したがって いる超霊の性質によるものである。

低いレベルの意識は無意識によって保護され る。

これによってこのレベルの意識が絶えること はない。

レベルの高い意識には厳しいノルマが課せら れている

若死にの危険にもさらされている。

ノルマを克服できれば、霊格が向上して、別の 高級な惑星で肉体を得る資格を持つ」

まとめるとこのようになり、言い回しは代えて ありますが、主要宗教の思想とほとんど同じ結 論になってしまいます。

超霊は神でも仏でも意味的には大差ありませ ん。

別の高級な惑星とは天上界のことです。

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